今回は遂にあの悪名高きキュビスムを解説していこうと思います。ピカソの絵がわからない?大丈夫です。これを読めば少なくとも彼の意図したことは理解できるはずです。 キュビスムとはなんぞや キュピスムとは一言で言えば「分析的観測により対象を分解する」という手法です。 キュビスムとはピカソとブラックによる共同開発でセザンヌの多角的視点のアイデアをさらに発展させたものだと言えます。対象を様々な角度から観察し、異なる角度を同時に画面に書き込むというセザンヌのやり方を彼らはさらに極めていったのです。 これはブラックによるViolin and Palette (1909)です。画面の下3分の2がバイオリン。上3分の1が画家のパレットです。色んな角度から集められた視線の断片がゆるーく元の形につなぎ合わされています。これにより、元の形がかろうじて認識可能であると同時に三次元が二次元に展開されています。 ここでは
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