女子高校生に工学部に興味を持ってもらおうと新潟大工学部が、女子学生の目線で学生生活を紹介する冊子「工学女子」を発行した。 初の試みで8、9日に開催されたオープン・キャンパスなどで配布した。 今年5月現在、工学部の学部生約2000人のうち女子は236人で、女子学生の割合は大学内で最低。学部長の金子双男教授は「工学は数学、物理、化学などを基礎に実際の物作りを行う。商品開発など女性の目線が欠かせない」と、女子学生の活躍に期待する。 同学部では昨年10月、工学部祭に合わせて「目指せ!工学女子」と題したイベントを開催。同学部にメンバーの1人が在学するご当地アイドル「Negicco」が参加するパネルディスカッションなどを行ったが、高校生の来場は期待よりも少なかったという。 そこで今回は「オープン・キャンパスは時間が限られる。じっくり読んでもらえるものがいい」(野口亜希子学務係長)と冊子を作ることにした