地元の焼酎を飲む習慣を広めるため、市、酒造業者、市民の3者が推進すべき努力規定を盛り込む。市は焼酎乾杯を推奨する取り組みは「全国初」としている。 焼酎県の鹿児島でも、酒席では「とりあえずビール」の傾向が強く、乾杯から焼酎を飲む人は少数派。同市には県内で2番目に多い八つの焼酎の蔵元があり、市は「条例化で焼酎文化の推進を図りたい」としている。 条例案は全5条。焼酎以外の酒で乾杯しても罰則はない。 日本酒については、京都市は昨年12月に「清酒による乾杯を推奨する条例」、佐賀県鹿島市は3月に「日本酒で乾杯を推進する条例」を制定している。