神奈川県鎌倉市は、毎年100万人前後が訪れる3つの海水浴場について、維持管理にかかる費用を確保するため、海水浴場に名前をつける権利、「命名権」の売却先を募集していましたが、15日、地元の老舗の菓子製造販売会社に売却すると発表しました。 名前については、今後市民などから公募して決めたいとしています。 鎌倉市が命名権を売却するのは、由比ガ浜と材木座、それに腰越の3つの海水浴場で、去年の夏は合わせておよそ114万人が訪れ、湘南を代表する海水浴場です。 維持管理や運営には年間4000万円以上かかっていて、鎌倉市は厳しい財政のなか、海水浴場の命名権を売却して市の負担を軽くするため、ことし3月から売却先を募集していました。 その結果、神奈川県と東京都の企業8社と個人1人から応募があり、審査の結果、提案された金額が最も高いことなどから、地元、鎌倉市の菓子製造販売会社「豊島屋」に売却することが決まりました