【村上晃一】コンビニエンスストア「サンクス」を鹿児島県と熊本県で計112店展開する南九州サンクス(鹿児島市)が、8月に東京のチェーン本部との契約を更新しない方針を固めた。すでに交渉に入っている「ローソン」にくら替えする見通しだ。 南九州サンクスは1998年、チェーン本部のサークルKサンクスと、15年間のフランチャイズ契約を結んだ。今年8月の満了を前に、契約は更新しない方針を通告した。5月上旬のオーナー向け説明会では「会社を清算して新たに設立される仮称・ローソン南九州に事業を譲渡する。新会社はローソン100%出資になる」と説明したという。 サークルKサンクスは契約更新を持ちかけているが、全国のサンクス1店あたりの1日の平均売上高は47万円で、首位のセブンより20万円近く低い。セブンの弁当、ローソンのおにぎりやデザートなどの「定番商品」もない。南九州サンクスは、商品力があり、店の収益性が高