テヘラン(CNN) 今年6月予定のイラン大統領選で、ファルス通信などの地元メディアは4日、前大統領で改革派のハタミ師が再出馬を決め、近く正式表明すると伝えた。表明は今後数日内との情報もある。 ハタミ師は側近らに再出馬の決意を固めたと述べた、とも報じた。保守派のアフマディネジャド現大統領も再選を目指し、立候補する構え。現政権の経済政策への国民の不満は高いとされ、ハタミ師が批判票を集める可能性もある。 ただ、同じ改革派系のキャルビ元国会議長も立候補の意向を表明しており、改革派勢力の候補者の一本化作業が迫られることも考えられる。元国会議長は、前回05年の大統領選に出馬したが、決選投票に進めなかった。 ハタミ師は1997年から2005年まで大統領を務め、対欧米関係が一定に進展した。 【関連記事】 ・ イランの衛星打ち上げ、米国が懸念表明 ・ 自前ロケットで初の国産衛星打ち上げ、成功と