増加する社会保障費の財源確保に向けて、政府は消費税引き上げの議論を本格化させている。だが、社会保障をめぐる議論は複雑かつ専門的で、国民は改革の是非を判断できない状態に置かれている。社会保障の専門家として名高い日本総研の西沢和彦主任研究員が、年金をはじめとする社会保障制度の仕組みと問題点を、できるだけ平易に解説し、ひとりひとりがこの問題を考える材料を提供する。 第17回 経済前提の甘さに批判集中の「年金財政検証」 厚労省の“本丸”はオプション試算にあり 西沢和彦 6月3日、厚生労働省は、5年に一度実施される年金の「財政検証」結果を公表した。楽観的な経済前提や予定調和的な結果に批判が集まっているが、実… 2014.6.25 第16回 社会保障の影薄い社会保障・税一体改革政治主導の改革実現に向け何をすべきか 西沢和彦 衆議院で社会保障・税一体改革の審議が行われている。改革の内容は消費増税が主体で
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