尖閣諸島中国漁船衝突事件のビデオが流出して、海上保安庁が以前から主張していた中国漁船の行動が衆目にさらされた。違法性や悪質性が確認されただけだが、政府が世論を無視し、根拠が不明な証拠映像の秘匿を行っていたため、菅政権への打撃は大きいようだ。流出事件前後で色々と迷言が飛び出し、ここ二日間は飽きない展開となっている。目に付いたものをまとめてみた。 1. 環球時報「(事件前)日本の巡視船の方から中国漁船に衝突した」(産経ニュース) 環球時報は人民日報系列の新聞だが、日本関連の報道では反日姿勢を明確にすることで、販売部数を伸ばしているとされる。つまり、中国一般市民に受けのいい記事を書いている。中国製冷凍餃子事件の時も、日本で農薬が混入したと主張していた。事件後にも日中間には「国際法を適用するという考えには全く根拠がない」(レコードチャイナ)」と、国際海事条約を無視することで、中国漁船の行動を全て