「年をとる」と「大人になる」は、一緒であるか? と聞かれたら、あなたはなんと答えるだろうか。両者は似ている。だが、少しだけ違う。まず、“大人になる”とは「価値のベクトルが180度変わること」だ。具体的には“価値をもらう側”から、“与える側になること”だ。 例えば、10代でも働いていて「価値を与える側」にいれば、大人でありえるし、40代でも「何かを与えてもらうことしか考えていなければ」子どもであり続ける。教えてもらう側から、教える側に変わること。与えてもらう側から、与える側に変わること、これが大人になることだ。 では「年をとること」はどうだと思うか。 今になり気づいたが、年をとるとは結局のところ「自分の過去の知識でしか、物事を見れなくなること」だ。これ自体は必ずしも悪いことではない。だが、問題は、物事を相対的にみることは人生の満足度を下がることにつながることだ。 つまり、 人生の満足度を下げ
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