ブラジル各地には「オルファナットorfanato」とポルトガル語で呼ばれる孤児院があります。 サンパウロ市から車で一時間ほど行ったモジ・ダス・クルーゼス市という町のポルテイラ・プレッタ地区(現在はビリチーバ・ミリン市)にも、地元の人にはよく知られる「聖アントニオの園」という養護施設があります。 「聖アントニオの園」は29年前に日本人シスターを中心に開設されました。 当初は社会不適応の少女たちを集める更正施設として出発したということですが、現在は常時14人から20人近くの小学生から中学生くらいまでの子どもたちが過ごしています。 子どもたちは何らかの理由で両親や保護者と過ごせなくなったと政府から公認され、施設で受け入れられるとのことです。