「お、台湾のスーパースター」 大阪市舞洲にあるオリックスの球団施設で自主トレをしていた張奕(ちょう・やく)を、捕手の山崎勝己がこう茶化した。 【秘蔵写真】ヤンチャすぎるあの問題児や凄まじいパワーのバース、ブーマー、カブレラ、ローズ、星野監督に喝を入れられる郭源治…懐かしの助っ人外国人選手たち。 大げさでなく、台湾で張は一躍、注目を浴びるようになった。11月に行われたプレミア12がきっかけだ。 今年初めて台湾代表に選出され、プレミア12では2試合に先発登板。ベネズエラ戦で7回、韓国戦で6回2/3を投げ、計13回2/3を無失点に抑えて2勝を挙げた。優勝した日本の投手陣を抑えて先発投手部門のベストナインに選ばれ、最優秀防御率、最高勝率と投手三冠に輝いた。 「とにかく自分の100%に近いパフォーマンスを出すために、必死にやっていただけ。まさかこういう結果になろうとは思わなかった。自分でもびっくりし