湯川博士の終戦期の日記初確認 「広島原爆の解説断る」 日本人で初めてノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士(1907~81年)が、1945(昭和20)年の太平洋戦争終戦前後に記した未公表の日記の内容が23日、京都新聞社の取材で明らかになった。玉音放送を厳粛に受け止める様子や京都帝国大教授として軍事研究に関与した情報などがつづられている。終戦前後は公的な発言を控えており、日記からは空白期間の関心事や出来事をうかがい知れる。科学史や科学者の平和活動史を考える上で、第一級の資料といえる。(京都新聞) [続きを読む]