名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件― 作者:白井智之新潮社Amazon 史実を題材に書かれた if ということで手を取りました。 目が離せず、一気に読んでしまいました。 すべてのピースが収まっていく様は見事です。 (以下ネタバレ含む) 続きを読む 大気を変える錬金術 新装版 作者:トーマス・ヘイガーみすず書房Amazon 世界の肥料の半分は「ハーバー・ボッシュ法」由来である、というインパクトよ 表紙怖すぎ。元のタイトルは「闇の説得術」。20世紀初頭から時代を追って、様々な国、場所、集団にスポットを当て「洗脳」を追う。ホラーではない なるほど、と思った2点 自白は、とくに強制された自白は役に立たない 洗脳の要諦 恐怖、睡眠遮断、日誌と自供、家族や友人からの隔離、訊問者の忍耐、訊問者が寛容と暴虐を使い分ける、秘密性、法的保護の剥奪 概説を知りたかったのだが、この分野はもっとコンパクトにまとまっ