「資料電子化へ環境整備を」 国会図書館の長尾館長が訴え 2011年6月12日 01:05 カテゴリー:九州 > 福岡 福岡市東区の九州大学箱崎キャンパスで11日、同大の創立百周年記念行事の一環として、国立国会図書館(東京)の長尾真館長による講演「新しい時代の情報図書館学へ向けて」があった。長尾館長は、インターネットの電子書籍などが普及する中、図書資料の電子化を促す環境整備の必要性などについて語った。 講演は、同大学院に本年度、ライブラリーサイエンス専攻修士課程を新設したのにちなみ企画。県内外の図書館職員ら約160人が参加した。 長尾館長によると、国会図書館には、国内の全出版物が年間約40万冊納本されているという。館長は来館者だけでなく、国民全体にサービスを提供することを目的に、「図書館資料をすべて電子化して希望者にネットなどを通じて送信できるような環境整備が必要だ」と指摘。 現状では、