アメリカのトランプ次期大統領が国内の雇用を奪っているとして、メキシコで車を生産するメーカーへの批判を繰り返す中、大手自動車メーカーのフィアット・クライスラーは、1000億円以上を投資して、現地で生産する車種の一部をアメリカの工場でつくることができるようにすると発表しました。 これによって、現在、メキシコの工場で生産している一部の車種をアメリカ国内でつくることができるようになり、新たに2000人の雇用を創出するとしています。 マルキオンネCEOは声明で「世界の生産拠点としてアメリカを強化し続ける」として、国内への投資に積極的な姿勢を強調しました。 トランプ氏がメキシコに生産拠点を置く自動車メーカーに対する批判を繰り返す中、フォードはメキシコに新工場を建設する計画を撤回していて、今回の発表もトランプ氏の発言が影響したものと見られます。 メキシコは日本のメーカー各社にとっても重要な拠点で、トラン