印刷 宮城県は23日、東日本大震災で発生した石巻地区のがれき処理を大手ゼネコン・鹿島を代表とする計9社の共同企業体(JV)に委託すると発表した。事業費は同県発注事業で最大規模の約2400億円。学識者らでつくる審査委員会が、公募に応じた2JVの中から発注先を決めた。 県には、企業体が審査会に選定にあたっての提案をする前に、このJVが受注することで調整を済ませているとの談合情報が寄せられていたという。 同県内では震災で発生したがれきが約1500万トンにのぼり、同県の一般ごみ23年分にあたる膨大な量となっている。