兵庫県相生市の相生湾周辺で30、31日両日に開催される「相生ペーロン祭(まつり)」を前に、相生市と相生署などは20日、特攻服姿の集団が大声を上げて練り歩く「徒歩暴走族」を取り締まる訓練を同市旭の市民体育館で行った。 県警本部や同署など周辺5署の署員や市職員計約50人が参加。同署員らが徒歩暴走族にふんして「バーリ、バリ」と大声で叫びながら歩き、市職員が駆け寄ってやめるように命令。従わない場合は署員らが一斉に取り押さえた。 相生署によると、同祭では2000年、警察官にけがを負わせるなどして16人が検挙されたほか、06年に58人、07年に22人の徒歩暴走族が確認されたが、08年以降は現れていないという。 同市市民生活部の富山恵二部長は「市民が安心して楽しめるように本番では万全を期したい」と話した。