当サイトで紹介しているプレスリリースの多くは、単に論文による最新の実験や分析等の成果報告に過ぎませんので、ご注意ください。 詳細 概要佐藤雄貴 京都大学大学院理学研究科大学院生、笠原成 助教、松田祐司 教授らの研究グループは、東京大学、九州産業大学、韓国科学技術院、ドイツ・マックスプランク研究所と共同で、銅酸化物高温超伝導体が超伝導状態になる過程で現れる特異な金属状態を解析しました。その結果、電子が集団的な自己組織化によって配列し、ある種の液晶状態が作られていることを発見しました。高温超伝導がどのように起こるのか、その過程で特異な金属状態がみられることは分かっていましたが、変化のメカニズムや高温超伝導との関係は四半世紀に渡り謎のままでした。 論文は、7 月25日(日本時間)、Nature Physics に掲載されました。 1.背景超伝導は、ある種の物質を極低温まで冷却すると電気抵抗が完全
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