漁獲量が大幅に減少している天然のウナギについて、東京大学の研究チームが岡山県の川で行った調査で、ウナギが食べている餌の75%がアメリカザリガニだったと分かりました。 研究チームでは、川の生態系が変化した結果、ウナギが外来種の餌に依存して生息している可能性があり、全国の川で調査を行う必要があるとしています。 ウナギの生態を調べている東京大学大気海洋研究所の研究チームでは、平成20年と21年、岡山県を流れる一級河川、旭川で季節や場所を変えて捕獲したウナギ合わせて50匹の体の内に残っていた餌を分析しました。 その結果、餌のうち、重さにして74.9%を外来種のアメリカザリガニが占めていたということです。 ウナギの成魚は、カワエビなど小型のエビ・カニの仲間や虫などを食べることが知られていますが、特定の川で、主に何を餌にしているのか大規模に調査したのは今回が初めてです。 今回の調査結果について研究チー