福岡市南区の那珂川で29日未明、専修学校コンピュータ教育学院1年山下晃太郎さん(18)(福岡市南区高木)が溺れて死亡した事件で、福岡県警南署に強要容疑で逮捕された同校3年秋山雄也容疑者(21)(同)が、川に飛び込む人を後輩たちにじゃんけんで決めさせていたことがわかった。 司法解剖の結果、山下さんの死因は水死と判明。同署は30日、秋山容疑者を同容疑で福岡地検に送検した。 捜査関係者によると、2人は同じ硬式野球部「沖データコンピュータ教育学院」に所属し、現場に近い学生寮に居住。事件前、寮の一室で秋山容疑者が部員数人と飲酒して「川に飛び込むぞ」と言い出し、じゃんけんで飛び込む人を選んだ結果、山下さんを含む1年生2人、2年生1人の計3人が実行することになった。 少なくとも7人で寮のすぐ近くの那珂(なか)川に架かる橋に移動。山下さんが最初に飛び込み、「やばい」と声を出したため、残りの2人も川に入った