中国の温家宝首相は2日ギリシャを訪問し、パパンドレウ首相と会談。会談後の記者会見で温首相は来年以降、財政再建下にあるギリシャが国債発行を再開した場合、中国が購入する意向を示した。ギリシャ主要メディアが伝えた。 ギリシャ再建をめぐっては欧州連合(EU)ユーロ圏諸国と国際通貨基金(IMF)が総額1100億ユーロ(約12兆6千億円)の協調融資で支援を行っているが、同国再建とユーロ防衛に、中国も一定の役割を果たす方針を示したものといえる。 財政危機により国債発行中止に追い込まれたギリシャは財政再建を進め信認を回復、来年中の国債発行再開を目指しているが、引き受けに積極的な姿勢を明示した国はなかった。 首相はブリュッセルでのアジア欧州会議(ASEM)首脳会議に伴う欧州歴訪の最初の訪問国として24年ぶりにギリシャを訪問した。(共同)
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