G大阪長谷川健太監督(51)が21日、神戸が獲得に乗り出すMF大森晃太郎(24)の移籍を容認した。この日、大阪・吹田市内で12月24日の横浜との天皇杯準々決勝に向けて、練習を再開。大森の去就について長谷川監督は「基本的に、昔から『去る者は追わず』というスタンス。選手にとって、他クラブから話があるのはいいこと。自分で考えて答えを出してくれれば」と、愛弟子の成長を願って背中を押す姿勢を見せた。 大森はジュニアユースからG大阪一筋のプロ6年目。2列目で攻撃を担い、今季は23試合3得点。愛着あるクラブを去る決断は難しいが、神戸は年俸5000万円の好条件を提示。新たな挑戦を目指して移籍は決定的だ。 この日、大森は「中学時代から育ったクラブで悩んでいる」としながらも「プロに入って1年目から移籍したいとは思っていた。自分にボールが集まるサッカーをしてみたい気持ちはある」と、移籍に前向きな姿勢を見せた。