自分のイラストを印鑑にできるオーダーメイドサービス「痛印堂」が、まもなく1周年を迎える。伝統的なハンコの世界に“萌え”を持ち込み、そのうえ銀行印としても使えるとあって、サービス開始当初から大きな話題となった。最近では「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ」(以下まどマギ)とコラボするなど、アニメ業界からも熱い視線が注がれているようだ。 これが痛印だ! 運営元のe3paper(埼玉県越谷市)は2010年創業のベンチャー企業だ。社員は3人。代表の中川貴文さんをはじめ全員が20代だ。ハンコと言うとちょっと古臭いイメージを持たれがちなので、意外に思う人は多いかもしれない。しかも以前は同人誌のダウンロード販売がメイン事業で、ハンコに詳しかったわけでもないという。それなのになぜ……? ヒットに至る経緯を聞いてみた。 実用性も◎ 値段も手頃な痛印 痛印堂は、注文時にイラストデータを送ると、その通りにハンコを彫
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