韓国の学術・研究機関図書館における学術雑誌講読状況調査 韓国の科学技術情報研究院(KISTI)が2009年6月15日,国内の大学,研究所などに属する457図書館が2008年に購読した学術雑誌について分析し,その結果を『KISTI知識レポート第1号 学術誌の収集政策樹立のための国内現況分析』として刊行した。 KISTIは,学術雑誌の総合目録を構築するとともに,そのデータを分析・提供するサービス“WiseCat”も運営している。このレポートは,WiseCatに収録されている,韓国国内のいずれかの機関が2008年に購読した印刷媒体の学術雑誌または電子ジャーナル(両方で提供されているものや,オープンアクセス誌も含む),合計25,779タイトルを分析対象としている。内訳は,英文誌が73.5%を占めており,以下,韓国語雑誌(10.5%),日本語雑誌 (5.2%)と続く。分野別では,科学技術分野が57