ウェブアプリケーションにおけるエンドツーエンド(E2E)テストについて、基礎的な考え方をまとめたものです。フレームワークはいくつもありますが、比較した中では WebdriverIO が始めやすいと考えて、その使い方もまとめました。 テストの目的 エンドツーエンドテストはシステム全体を対象とするテストです。内部はブラックボックスとみなして、ある操作による結果はどうなるのかという、システムの振る舞いの正しさを検証します。 システムにおける「エンドツーエンド」とは、一般的に入力(操作)と出力(結果)を意味します。ウェブアプリケーションでは基本的に、入力はウェブブラウザへの操作で出力はウェブブラウザの表示となります。つまりウェブブラウザによるインターフェーステストとなります。 ウェブブラウザから操作をテストすることから、内部はブラックボックスとすることが基本です。ブラウザに現れないような細かい部分