東京で日本初のゲイパレード*1が始まった頃、年々パレードの成功が世に知られるにつれて、同性愛とは何の関係もない団体が作り笑顔でビラ撒きにやってくるようになったのがとても気持ち悪かったことを覚えています。変な新興宗教とか、よくわからない政治団体とかが、「同性愛差別は良くないですね。ところで(ここで声が大きくなる)私たちの活動も社会からこんなに誤解されていて大変なんです! さあ、弱者同士で手を取って戦いましょう!」というロジックでニコニコと勧誘してくるのよ。要するに、パレードに集まる同性愛者の人数と勢力を見て「こいつら利用できそう」と思いついたいろんな団体が、「共感」だの「連帯」だのという言葉を振りかざしてハイエナのように群がってきてたんですね。 いっそもっとビジネスライクに「こういう面で力を貸してくれれば、こちらはこのように協力できます」と交渉してくれればいいのに、そうじゃないんですよ。向こ