今回から、研究者のプレゼンテーションの方法についての話題です。この手のものは、日本語の成書も多数売られています。ただ、その多くがプレゼンテーションの本場ともいえる米国で毎日のようにセミナーなどを豊富に聞いたという著者によるものではなく、日本的な環境の中で日本人好みの発想で想像して執筆したという類のものが大多数を占めているような印象を受けます。 プレゼンテーションが大切か、あるいはプレゼンテーション重視というのは多くの米国人が潜在的に持っているレイシズムを正当化するものであるという、そういう議論もあるわけですが、今回は、プレゼンテーションは大切だという立場で書きます。 最近もluckprepopp先生が、こんなブログを書かれておりました。 英語が苦手だからこそ上達させたいプレゼンテーション 実はかなり重複してしまうのですが、私が以前から事あるごとに参考にしているハーバード大学カハール教授であ