常松 友美、山中 章弘 名古屋大学 環境医学研究所 DOI:10.14931/bsd.3984 原稿受付日:2013年7月8日 原稿完成日:2014年05月20日 担当編集委員:柚崎 通介(慶應義塾大学 医学部生理学) 光遺伝学とは、光によって活性化されるタンパク分子を遺伝学的手法を用いて特定の細胞に発現させ、その機能を光で操作する技術である。光(opto)と遺伝学(genetics)を組み合わせたことから光遺伝学と呼ばれる。光遺伝学の開発により、特定の神経の活動を高い時間精度で正確に操作することが初めて可能となった。このことにより神経活動と行動発現とを直接繋げることが可能となった。 これまでの神経活動の操作手法としては、電気刺激による神経活動の活性化が主に用いられてきた。電気刺激とそれに伴う行動の変化からその電極近傍の神経の担う生理的役割が解析されてきていた。しかし、電気刺激は特異性が低
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