東京を拠点に活動するバンド、トレモロイドのシンセサイザー・小林郁太氏が、人気ミュージシャンの楽曲がどのように作られているかを分析する当コラム。反響の大きかったaiko、桑田佳祐に続き、今回は日本のJPOPシーンに大きな変化をもたらした音楽プロデューサー・中田ヤスタカの楽曲の“仕組み”に迫る。(編集部) 参考1:aikoのメロディはなぜ心に残る? ミュージシャンが楽曲の“仕組み”をズバリ分析 参考2:サザン桑田佳祐の名曲はなぜ切ない? ミュージシャンが”歌う和音”と”シンコペーション”を分析 きゃりーぱみゅぱみゅやPerfumeのプロデューサーとして知られる中田ヤスタカさんは、キャッチーでありながら質の高いエレクトロポップで、今日本でもっとも旬なミュージシャンの一人です。今日は彼自身のエレクトロユニットCAPSULEも含めて「中田ヤスタカのポップス」というものがどういうものなのか迫ってみます