タモリさんには、どんなときもジャズの精神が流れている ―― 高さんの『ANN』は2カ月で終わってるんですね。でも今から思うと、高さんの『ANN』がなかったら、タモリさんはなかったかもしれない? 近衛 高さんがないとタモリさんがなかったかどうかは分からないけど、高さんの『ANN』があったので、一気に盛り上がったという感じはありますね。 中洲産業大学ネタも入っているタモリのCD「TAMORI」 ―― タモリさんの『ANN』は、1976年9月から7年間続いてます。すでに他のところでもお話しされていると思いますが、何か秘話はありますか? 近衛 いろいろありますが、ひとつ思い出したことを言えば、あのねのねの清水国明さんが新曲を出したことがあってね。その曲をかけてくださいって言ってきたんですよ。「みかんの心ぼし」という曲です。 ―― あまり乗り気じゃなかった?(笑) 近衛 いや、ただかけるだけじゃあ面
![オールナイトニッポン50年 黄金期プロデューサーが語る「タモリ伝説」 | 文春オンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/54b4297eabe59b2c1b2373d30adb3c2e55148570/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbunshun.jp%2Fmwimgs%2F0%2F1%2F1200wm%2Fimg_01a9652c13b52cc7ea0c4874fb42844383530.jpg)