原監督に有終の美を−。FC東京のDF藤山竜仁(34)が27日、今季限りで退任する原博実監督への2つの恩返しを誓った。「僕は原さんに生き延ばさせてもらった。最後は結果で応えたい」。その言葉が意味するのは、リーグ最終節・甲府戦(12月1日、小瀬)の勝利と天皇杯奪取。次戦が公式戦460試合目(東京ガス時代を含む)となる「ミスター東京」が心の底から燃えている。 勝負師は、すでに戦闘モードに入っていた。この日の練習後、藤山は「(原監督には)いろいろな思いがある。お世話になったし、最後は勝って送り出したい」と言った。指揮官への感謝、思い入れがある。ならば、白星で「花道」を飾るしかない。