週刊ダイヤモンド編集部 【08/12/06/号】 2008年12月01日 “100年に一度”の危機を生き残れるか? 「新聞・テレビ複合不況」の内幕を露に! メディア業界の雄、新聞とテレビはこれまで幾度となく不況期を乗り切ってきました。 「失われた10年」と言われる1990年代から続いた長い不況でも、社が傾き業界再編が囁かれるなどということはありませんでした。むしろ、売上や部数を伸ばすメディアのほうが多かったほどです。 その理由には、ジャーナリズムやエンターテイメント面で新聞とテレビを凌駕する存在がなかったこともありますが、「最後の護送船団」と揶揄されるほど規制に手厚く守られ、参入障壁が高かったという事情も大きいと言われています。 金融業界など、他の日本の産業も同じように官庁や政策により護送船団方式で守られてきたわけですが、バブル経済崩壊でその仕組みが解体されました。その結果、多くの