OECDが実施した学習到達度調査(PISA)によると、日本の「学力」は、順位が低下傾向にあるが、フィンランドは上位を維持し、日本でもその教育法に注目が集まっている。授業に「フィンランド式」を取り入れる学校が出現したほか、「フィンランド式学習」を謳った書籍も続々と登場してきている。 特徴は思考力や読解力を高めること 最新のOECDのPISA調査(2006年)では、日本が順位を落とす傾向にあるのに対し、フィンランドは総合で1位。特に読解力で14位と同1位のフィンランドと大きな差がついてしまった。そこで注目を浴びているのが、フィンランド式の学習方法というわけだ。 フィンランド式学習の特徴は、思考力や読解力を高めることにある。ある教育業界関係者は、 「日本が学習要領でガチガチに縛り付けているのに対し、フィンランドには空白の時間割もあり、現場の先生に裁量が委ねられている。そこでは思考力や読解力など、
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