名古屋芸術大(愛知県北名古屋市)で4月に学長に就く予定の非常勤講師、来住(きし)尚彦氏からセクハラを受けたと複数の女子学生が訴え、大学側が第三者による調査委員会を設置したことが分かった。同大広報部は取材に、設置を認めた上で「調査中のためコメントできない」と回答。来住氏への取材も受けられないとしている。 被害を訴える学生らが大学側に提出した文書や関係者によると、昨夏に学内のスタジオでミュージカルの自主練習をしていた際、指導を名目に背中や頭をなでられたり、肩を組まれたりした。容姿についての不適切な発言もあった。本来の担当教員は不在で来住氏は見学で訪れたという。