若年女性の支援団体「Colabo」代表の仁藤夢乃さんが、2022年7月に安倍晋三元首相の殺害事件を受けてツイッター(現X)で発言した内容をめぐり、「射殺された安倍氏は〝自業自得〟と主張」という見出しをつけた記事を掲載したデイリースポーツに対して、名誉毀損等にあたるとして損害賠償を求めていた訴訟の判決が1月24日、東京地裁(國分隆文裁判長)であった。 東京地裁は、見出しは「仁藤さんの社会的評価を低下させるもので名誉毀損にあたる」と認定。また、見出しおよび記事が、仁藤さんのツイートに関する名誉声望保持権(著作者の名誉・声望を害する方法で著作物を利用されない権利)を侵害したとして、デイリースポーツに計22万円の支払いを命じた(請求額は220万円)。 判決後に都内で開かれた記者会見で、仁藤さんは、この記事を契機に「見出しだけを見たと思われる人から私に対しても殺害予告などが多数きた」と述べたうえで、