旧ソビエト時代のジョージアで制作された貴重な作品などを上映する「ジョージア映画祭」が東京都内で始まりました。 「ジョージア映画祭」は世界の名作映画を長年にわたり日本に紹介し、ことし7月に閉館が予定される、東京 神保町の岩波ホールで29日から始まりました。 29日は上映に先立ち、ジョージアのティムラズ・レジャバ大使が「わが国は困難な国際情勢に置かれてきたが、そのような土壌で培った誇れる文化もある。映画はわが国の精神を伝える大事な文化だ」とあいさつしました。 映画祭では、ヒット曲「百万本のバラ」の歌詞のモチーフとなった、ジョージアを代表する画家、ニコ・ピロスマニの半生を描いた映画など、旧ソビエト時代のものを中心に35本が上映される予定です。 観客の女性は「ジョージアの映画には欧米の映画にはない魅力があります。期間中にすべての作品を見たいです」と話していました。 映画祭を企画した画家のはらだたけ