木原防衛大臣は閣議のあとの記者会見で、自衛隊の部隊として宗教施設に参拝することを禁止している防衛省の内部通達について、およそ50年前に策定された古いものだとして必要に応じて改正していく考えを示しました。 陸上幕僚監部のナンバー2にあたる陸上幕僚副長など幹部3人は今月9日、休暇を取得して靖国神社に参拝し、その際、公用車で移動していたことなどから、防衛省は今月26日付けで訓戒の処分としましたが、内部通達で禁止されている部隊や組織としての宗教施設への参拝にはあたらないと判断しました。 これに関連して、木原防衛大臣は30日の閣議のあとの記者会見で「部隊参拝や隊員の参加の強制を禁止している現行の通達に違反するものではなかったと報告を受けており、その内容は理解をした」と述べました。 そのうえで、内部通達について「およそ50年前に策定された非常に古いもので、それ以降、信教の自由や政教分離についての最高裁