7月、熱海市で起きた土石流の犠牲者の遺族が、起点にあった盛り土を造成した当時の不動産会社の代表や今の土地所有者に対し、盛り土の崩落を防ぐ措置を怠り死亡させたとして、業務上過失致死や重過失致死の疑いで警察に告訴状を提出しました。 熱海警察署に告訴状を提出したのは、7月3日、熱海市で起きた土石流の被害者の団体の会長で、亡くなった瀬下陽子さんの長男の瀬下雄史さんです。 告訴状では、土石流の起点にあった盛り土を造成した当時の不動産会社の代表は、水が集まりやすい谷の最上部に盛り土を造成したにもかかわらず、崩落を防ぐ措置を怠ったほか、今の土地所有者は、安全対策の工事が必要であると認識しながら放置し続けた結果、土石流が発生し、住民が死亡したなどとして、それぞれ、業務上過失致死と重過失致死の疑いがあるとしています。 告訴状を提出したあと、弁護団の代表を務める加藤博太郎弁護士は「熱海警察署はしっかり捜査を進
![土石流の遺族が盛り土造成不動産会社と土地所有者の告訴状提出|NHK 静岡県のニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/37047f84b1e3015b4ef3d17b8e85643029574f25/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Flnews%2Fshizuoka%2F20210817%2F3030012946_20210817184656_m.jpg)