交流サイト(SNS)大手フェイスブックの元社員デイブ・モリン氏は言う。 真の友達が50人以上いるはずはない。オックスフォード大学のロビン・ダンバー教授が 指摘するように、人間の脳は人付き合いの範囲が150人を超えると処理しきれなくなる。 最近ではツイッターやフェイスブックといったインターネットのサービスを介して人々の 交流の輪が広がっている。フェイスブックのユーザーは平均して130人もの「友達」と つながっているという。 だがこの広がりすぎた交際範囲こそ、モリン氏が専用ソフトを使ったSNS「パス」を立ち上げた 理由だった。パスでは1人のユーザーが持てる友達数は50人以下。目指すところは親密で 心に残る情報や体験の共有だと彼は言う。 「パスは親しい友人や家族にターゲットを絞り、50人の最も親しい人たちとのより深く親密な 関係を作り上げている」と、モリン氏は先ごろテキサス州で開かれた技術会議で