茨城県つくば市が計画する総工費約305億円の「(仮称)市総合運動公園」建設の賛否を問う住民投票(8月2日投開票)を巡り、TBSが反対派の主張に沿った内容の放送をしたとして、同市が放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会に審議を申し立てた。 17日付。 申し立てによると、TBS「噂(うわさ)の!東京マガジン」の4月26日と5月31日の放送内容は、事実の曲解やうわさを起源とする偏向した構成だとし、「(多角的論点明示などを定めた)放送法に違背する放送と言わざるを得ない」と指摘している。 住民投票は、建設に反対する市民団体が直接請求し、実施が決まった。 取材に対し、市原健一市長は「事業に疑念を抱かせる印象操作だ」と不満を述べた。TBS広報部は「申し立てを承知しておらず、コメントは控える」としている。