先の日曜の朝、TBSのサンデーモーニング(でしたか、関口宏の番組)の終わりの方のコーナーで、一般市民へのインタビューという感じで初老の男性にマイクが向けられていました。聞くともなく聞いたその発言は、 日本は民主主義だというけど、富める人とそうでもない人の差はあるんじゃないかな。 ちょっと唖然…。 民主主義って、貧富の格差を無くすことを本義とするものでしたっけ? しかもこれはライブでのインタビューではありませんでしたから、これを選んで全国に放送したTBSの番組制作者側もそう思われているのでしょうか? 私は民主主義について、基本的には「等価な一票(言い換えれば平等な個人)が意志の集約をして、多数の支持を得たものに(>多数であるという理由をもって)正当性を与えるシステム」だと捉えています。ここではプロトコルとして少数意見の表明の権利が得られ、言論による多数派形成の機会は与えられますが、最終的には