カニバリズム(英語: cannibalism)とは、人間が人間の肉を食べる行動、あるいは習慣をいう。食人、食人俗、人肉嗜食ともいう。 文化人類学における「食人俗」は社会的・制度的に認められた慣習や風習を指す。一時的な飢餓による緊急避難的な食人や精神異常による食人はカニバリズムには含まず[1]、アントロポファジー(後述)に分類される。また、生物学では種内捕食(いわゆる「共食い」)全般を指す(後述)。 語源[編集] タンナ島における食人の饗宴(1885-9年頃) スペイン語の「カニバル(Canibal)」に由来する。「Canib-」はカリブ族のことを指しており、16世紀頃のスペイン人航海士達の間では、西インド諸島に住むカリブ族が人肉を食べる(人食い人種)と信じられていた[1]。そのためこの言葉には「西洋(キリスト教)の倫理観から外れた蛮族による食人の風習」=「食人嗜好」を示す意味合いが強い。
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