ヒディンクの右腕として、2002年韓国代表の肉体改造に取り組んだレイモンド・フェルハイエン。今回、サッカーを通じたオランダと日本の国際交流に努める『J-Dream』主催で行なわれたセミナーの講師として来日。来年も今回同様のイントロダクションセミナーと、今回の参加者を対象としたアドバンスセミナーを開催予定だという この短期連載の第1回において、「どうすれば、ハイテンポなサッカーを90分間続けられるか?」という問いを投げかけた。その答えを、今回は解き明かしていこう。 何度も書いてきたように、100%を少しだけ越えたオーバーロードの状態でトレーニングするのが、レイモンド理論の基礎だ。これは4対4や11対11のゲーム形式のトレーニングにもあてはまる。そして、その練習こそが、「アクションの頻度」(=回復力)を鍛えるのにうってつけなのだ。 参考までに前回までのおさらいとして、レイモンド理論の4つの基本