「生活水準はアメリカより上」「政治はダメだが、民間の力は世界ナンバーワン」「首相が次々交代しても、日本のブランドは揺るがない」「中国とは民度が違う」「こんなに住みやすい国はない」 [1] 世界は日本をどう評価しているか 外を見れば「中国脅威論」、内を見れば「少子化問題」など、日本のマイナス面ばかりが強調されるが、本当にそうなのか。世界の客観的評価で知る「日本の実力」。 アメリカで販売されている世界地図の多くは、ヨーロッパが中心に位置するように描かれている。ところがペンタゴン(米国防総省)で使われている世界地図はアメリカ大陸が真ん中に据えられており、この地図では左(西)に日本が、右(東)にイギリスが、アメリカ大陸を挟むように位置することになる。 この地図を日常的に使っているアメリカの政府高官にとって、常に日本とイギリスは意識せざるを得ない存在であり、中国が台頭してきてもそう簡単に思考は変わら