社民党は20日の常任幹事会で、旧社会党時代の1964年から使用してきた党本部ビル「社会文化会館」(東京・永田町)の取り壊しと党本部の移転を決めた。 土井たか子委員長時代の「おたかさんブーム」の頃は約200人の国会議員でにぎわった舞台だ。ビルがあった「三宅坂」という地名は、旧社会党の代名詞でもあった。 ビルは地上7階地下1階で広さ約6600平方メートル。老朽化し、東日本大震災後に耐震性が問題となった。来年4月以降に取り壊し、敷地の国有地は国に返還する。 新しい党本部は、首相官邸裏のオフィスビル内の2階分で、広さは約660平方メートル。1月26、27両日に移転する。 常任幹事会では、又市征治副党首が幹事長代行を兼務し、吉田忠智参院議員を政審会長代理に充てる人事を決めた。