道が激しくカーブする独特の地形はなぜ? 東北・北陸新幹線に乗るときはE席がお気に入りである。北に向かうときは左端の窓際、東京に戻るときはその逆。上野ー赤羽間の車窓が楽しいのだ。切り立った崖がしばらく続くさまがいいのである。新幹線は高架を走るのでより分かりやすいのだ。 どんな地形なのかは標高別に色分けした地形図を見ると一目瞭然だ。ゆるやかにカーブした崖下に沿って線路が敷かれているのである。 飛鳥山周辺の地形図。薄青(5mくらい)、緑、(20mくらい)の順で標高が高くなる。石神井川は飛鳥山下のトンネルを抜けて低地に注いでいる。『スーパー地形』より。 実はこれ、縄文時代の中期ごろ(約7000年前)、海水面が高かったころに海が削った崖だ。上野から北に向かって崖を追っていくと、一カ所、めちゃめちゃ不自然なところがある。それが王子神社と飛鳥山の間の分断だ。江戸時代は『音無渓谷』として有名だった。 ここ
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