オープンハウスがコロナでも”契約件数大幅増”を達成できたワケ:古田拓也「今更聞けないお金とビジネス」(1/2 ページ) コロナ禍で最も大きな影響を受けた業種のひとつが「不動産業」だ。日経平均株価がコロナ前の水準である2万3000円台をうかがう中、不動産セクターは戻りが特に鈍い。 1月時点と比較すると、不動産業全体の株価指数は、ここ半年で▲27%となっていた。一時は▲10%台まで切り返す局面もあったが、都内で“第2波”が懸念されていることもあり、積極的な買いが入りづらい状況となっている。しかし、そんな状況下で異彩を放つ企業が存在する。それは、オープンハウスだ。 オープンハウスの株価は、5月中旬から日経平均株価の回復スピードを上回る速度で上昇しており、一時は年初から+23.4%となった。直近では、500億円規模の公募増資による希薄化の懸念もあって、+8.3%へと落ち着いている。しかし、これほど