はじめに OSやアルゴリズムの授業で必ず学習するのが「データの構造」や「データの編成方式」です。先頭からデータを読む「シーケンシャルアクセス」、本の索引のような「インデックスアクセス」、テレビのリモコンのボタンを押して直接見たい番組を表示するような「ダイレクトアクセス」など、いろいろなデータ構造や編成方式があります。 データを格納する方式を決める場合、図書館で本を収納するのと同じで、以下の要素を考えねばなりません。 スペース効率 小さな図書館のスペースで大量の書籍(データ)を収納できるか? 最大にするには部屋中を本で埋め尽くせばよいが、一番奥の本を出すのは大変。 アクセスの容易さ/速さ 図書館で学生から閲覧要請のあった本を素早く出し入れできるか? 書庫に通路をたくさん取れば、早く出し入れできるが、収納量が減る。 再編成の容易さ 本が増えて書庫を拡張したり、コマ切れになった空きエリアをまとめ