インバウンド路線は好調 輸送密度が増加しているのは、東京都心に近いエリアです。人口減少の時代ですが、東京の人口は増え続けており、それが輸送密度に反映されている形です。 また、インバウンドの影響を受ける路線も好調です。成田線の成田~成田空港間は前年度比5%増の24,592。日光線鹿沼~日光間は同6%増の4,298を記録しました。 横須賀線は2015年度がピーク ただ、沿線に鎌倉市という観光地を抱える横須賀線は、インバウンドの恩恵が数字に出ていません。14位の大船~逗子間は、利用者が減少に転じています。外国人観光客が多い路線にもかかわらず、利用者が低下しているということは、通勤・通学の需要がそれだけ減っているのでしょう。 横須賀線は逗子~久里浜間の利用者も減り始めていて、大船~久里浜間の全線でみると、2015年度を直近のピークとして利用者減に転じています。いまのところ減り幅は対前年比1%未満と