京王電鉄とJR東日本が、新宿駅西南口エリアの再開発計画を発表しました。京王新宿駅の大改造を含む内容です。詳しく見てみましょう。 新宿駅西南地区 新宿駅周辺では、東京都と新宿区が「新宿グランドターミナル」として一体で整備する計画を進めていて、国家戦略特区にも指定されています。このうち、京王新宿駅を中心としたエリアが「都市再生特別地区(新宿駅西南地区)」です。 新宿駅西南地区は、京王新宿駅のある北街区と、甲州街道を挟んだ南街区に分かれます。京王電鉄とJR東日本が協力し、それぞれに新たな複合ビルを建設します。 両社が共同発表した『「都市再生特別地区(新宿駅西南地区)」都市計画の概要(素案)』から、京王新宿駅大改造と再開発の概要を読み解いていきましょう。 画像:「都市再生特別地区(新宿駅西南地区)」都市計画の概要(素案)より 北街区 まずは北街区です。現在の京王百貨店とルミネ新宿ルミネ1は解体し、
東京駅八重洲口に建設される「八重洲バスターミナル」(仮称)の運営事業者に、京王電鉄バスが選ばれました。全て完成すれば国内最大規模のバスターミナルとなりますが、東京の高速バス事情はどう変わるのでしょうか。 国内最大級のバスターミナル 東京駅前の八重洲の再開発地区には3つの高層ビルを建設する計画で、それぞれのビルの地下にバスターミナルを設置します。バスターミナル部分を市街地再開発組合から取得したUR都市機構が、運営する事業者を公募していました。 画像:UR都市機構プレスリリース 画像:UR都市機構プレスリリース その結果、運営事業者に選ばれたのは京王電鉄バス。バスターミナルをUR都市機構から一括賃借し、バスターミナルを一体的に運営します。京王が八重洲口のバスターミナルを運営する、というと意外な印象ですが、高速バス事業者として安定した実績が評価されたのでしょう。 八重洲バスターミナルは、東・北・
日本一の330メートル高層ビル、森ビルが着工 “超高層”は今後10年で大きく変化:390メートル計画も進む 森ビルは8月22日、東京都港区の虎ノ門・麻布台地区に、高さ約330メートルの超高層ビルなどを建設する大規模再開発プロジェクトの詳細を発表した。330メートルのビルが完成すれば、完成予定の2023年3月末時点で大阪市の「あべのハルカス」(300メートル)を抜き、日本一の高さとなる。しかし、4年後の27年には、三菱地所が東京駅前で計画している390メートルの超高層ビルが完成予定。“超高層”の様相が一気に変わっていきそうだ。 8月5日に着工した「虎ノ門・麻布台プロジェクト」では、オフィスや商業施設を中心とした330メートルのメインタワーに加えて、住宅やホテルなどが入る東棟、西棟、低層棟のほか、広大な広場などを整備する。事業費は約5800億円。 開発計画区域は約8.1ヘクタール(8万1000
渋谷駅南西部・桜丘口のうち2.6ヘクタールの敷地で進む大規模再開発「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」は、東急不動産や地権者らが参画する組合が主体となり、1月から解体工事を行う。桜丘エリアでは10月末にかけて、立ち飲み居酒屋「富士屋本店」や釣り具店「上州屋渋谷店」など数十年にわたり営業を続けてきた老舗店などの多くが閉店・移転している。 閉鎖されるのは、富士屋本店などが店を構えた国道246号線から一本入った道や、「すき家桜丘店」の角を入り二股に分かれる道の線路寄りの道など。渋谷~恵比寿間の線路沿いの道も再開発エリア内の区間が閉鎖されるが、高さ3メートルの仮囲いを設け、幅約3メートルの通路を仮設し、歩行者動線は確保する。 再開発組合では11月に入りエリア各所に道路廃止告知を掲出し、歩行者・車両それぞれが廃道後に通行できる道や迂回(うかい)ルートを地図で知らせている。 同事業では2023年
2027年に予定されているリニア中央新幹線の開通を見据え、起点となる品川駅とその周辺が大きく変化する見込みです。駅前の国道上に歩行者デッキを整備し、そこを次世代型のモビリティへの乗り換え拠点とする案が示されています。 スマホ予約した自動運転モビリティへの乗り換え拠点に 2027年に予定されているリニア中央新幹線の開通を見据え、起点となる品川駅とその周辺が大きく変化する見込みです。2018年10月29日(月)、有識者および国や自治体、関係事業者からなる品川駅西口駅前広場整備事業計画の検討会が、東京都千代田区の国土交通省東京国道事務所で開催されました。 拡大画像 国土交通省が作成した品川駅西口駅前広場のイメージ映像より。国道上にデッキを設置し、次世代交通ターミナルなどが整備される(画像:東京国道事務所)。 開発の骨子としては、品川駅西口(高輪口)駅前を通る国道15号(第一京浜)上空に、大規模な
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